アストラゼネカは22日、INEアカウント「わかる卵巣がん」を開発し、提供を開始したと発表した。同LINEアカウントは、卵巣がん患者に適切な卵巣がん情報の素早い伝達を目的に、婦人科悪性腫瘍研究機構の監修および認定、NPO法人キャンサーネットジャパンの協力により立ち上げたもの。
初期の卵巣がんは、自覚症状がほとんどないため、発見が遅れることが多い。半数以上の卵巣がんは、ステージIII以上に進行した状態で発見される。卵巣がんが発見された時には、十分に情報を集める暇もなく早急に治療を開始しなければならないケースが多いため、卵巣がん患者には、迅速に適切な疾患情報を提供する必要性があると考えられる。
わかる卵巣がん LINE アカウントの概要は、次の通り。
◆ 治療や療養生活に役立つ幅広い情報:・卵巣がんの特徴や基本的な治療などを解説、・患者が抱きやすい疑問についてQ&A 形式で解説、・さまざまな年代、家族構成の患者さんの体験談 を掲載 ◆ 解説記事と動画でわかりやすい
◆利用方法: ・ LINE アカウントを利用中の人:二次元コードよりアクセス のうえ友達登録して利用する、・LINE アカウントを利用していない人:スマート フォンやパソコンに LINE アカウントをインストールした後、 二次元コードより友達登録して利用する
◆松尾恭司アストラゼネカ執行役員メディカル本部長のコメント
卵巣がんは、他の婦人科系がんと比べて患者数が少ないため、疾患に対する情報量も少ないと想定された。LINE アカウント「わかる卵巣がん」を通じて、卵巣がん患者さんが十分な卵巣がん情報を得て、ご自身で納得のいく治療を選択していただけることを願っている。
また、卵巣がんではない方には、LINEアカウント「わかる卵巣がん」を通じて、卵巣がんを正しく理解していただき、気になる症状がある場合には早めに専門医に相談していただけるようになれば幸いである。