武田薬品は13日、同社製品を使用する患者に向けた患者サポートプログラム「TOMOTM」を開始したと発表した。
患者や家族は、日々疾患や治療、日常生活に対し、悩みや不安、困難を感じている。特に希少疾患の場合、周囲の理解が不十分なために偏見に悩むこともある。
「TOMOTM」提供は、こうした患者の負担を少しでも軽減するアシストを目的としたもの。「TOMOTM」には、大切な「友」のような存在でありたい、「明日(TOMORROW)」も、その先の日々も、患者と「共」にありたいとの思いが込められている。
開始当初の対象製品は、血友病 A治療薬「アドベイト静注用キット」・「アディノベイト静注用キット」と遺伝性血管性浮腫治療薬「フィラジル」であるが、今後順次拡大を検討している。
「TOMOTM」は、専任のケースマネージャー(有看護師資格者)が、同社製品を使用している患者が安心して治療を続けたり、自分らしい毎日を送るために必要な支援を電話やWEB面談ツールにより、提供するプログラムだ。
例えば、効能・効果・副作用など薬剤情報の提供、自己注射にかかわる支援、社会保障制度の紹介、治療補助物品の提供など、ひとりひとりの患者と家族のニーズに合わせて個別化されたサポートを提供する。
なお、同プログラムは無 償で提供し、提供にあたっては医療機関での治療方針を尊重し、医療行為は行わない。