
サノフィは27日、「サークリサ」(一般名:イサツキシマブ、遺伝子組換え)を発売たと発表した。
同製剤は、多発性骨髄腫を効能・効果とし、ポマリドミド・デキサメタゾン併用療法(Pd)、カルフィルゾミブ・デキサメタゾン併用療法(Kd)、ボルテゾミブ・レナリドミド・デキサメタゾン併用療法(VRd)が適応となる。
サークリサは点滴静注に加えて皮下注による投与が可能となり、患者や医療従事者のニーズに応じて投与方法を選択できるようになった。同剤は、2020年 8月、再発・難治性の多発性骨髄腫治療薬として日本で発売され、繁用されてきた。2025年2月には、VRd にサークリサを追加する「IsaVRd 療法」として、国内初の未治療の多発性骨髄腫を対象とする4剤併用療法の承認をうけ、治療選択肢の拡充にも貢献している。
今回の皮下注製剤の追加により、静脈内投与と比較して、投与時間の大幅な短縮が可能になる。これにより、患者の治療における身体的・時間的な負担軽減が期待され、ライフスタイルや治療環境に合わせた、より柔軟で個別化された治療の実現につながる。
また、医療現場における診療業務の効率化により、医療従事者の負担軽減にも寄与することが期待される。

