日本肥満学会と肥満症対策推進で協定締結 ノボノルディスク ファーマ

 ノボノルディスク ファーマは17日、日本肥満学会と16日に日本における肥満症対策のより一層の推進を目的とした「肥満症対策推進に関する協定」を締結したと発表した。
 日本では、肥満者(BMI≧25 kg/㎡)の割合は男性31.5%、女性21.1%に上りる。治療が必要な肥満症は、健康寿命に大きな影響を及ぼす深刻な慢性疾患であるにもかかわらず、適切な診断や治療につながる機会は十分とはいえず、受療上の課題も残されている。
 肥満症は個人の問題にとどまらず、社会全体で向き合うべき重要な健康課題であり、その解決にはアカデミア、自治体、医療機関、企業が連携した総合的な取り組みが不可欠となる。
 こうした背景から、予防から治療、社会啓発まで一体的に取り組むことで、日本の肥満症対策を強化することを目指し、本協定を締結する運びとなった。
 日本肥満学会は、肥満症の病態解明から診断基準の策定、治療ガイドラインの開発、疫学研究の推進に至るまで、長年にわたり日本における肥満症研究を体系的に主導してきた学術団体だ。
 臨床・基礎研究双方の専門家が参画し、エビデンス創出と診療の質向上、さらには社会的啓発に寄与するなど、国内の肥満症医療の発展に大きな役割を担ってきた。
 他方、ノボ ノルディスクファーマは、1923年の創業以来、「糖尿病で培った知識と経験を基に、深刻な慢性疾患の克服に挑む」というパーパスの下、肥満症に関する正しい理解の促進、受診機会の向上、適正使用の推進に取り組んできた。
 今後、日本肥満学会とノボノルディスクファーマは、同協定に基づき国民の健康寿命延伸という共通の目標の実現に向け、次の領域で共同を進めていく。

1、ライフコースを通じた予防の推進
 子ども・成人・高齢者など、各ライフステージに応じた健康課題に対応し、健康的な生活習慣の形成・適正体重の維持を支える環境整備の推進。
2、医療提供体制の整備・強化
 健診から受療・専門治療に至る円滑な導線の構築を図るとともに、安全性および医療の質を担保した医療提供体制の下で、支援を必要とする方の適切な医療アクセスの向上。さらに、多職種・多機関連携による標準的治療の普及および質の向上。

3、肥満症に対する社会的理解の促進
 肥満症の多因子性および有効な予防・治療に関する科学的根拠に基づく情報提供を行い、誤解や偏見に起因する受療や支援への障壁を軽減し、社会的不利益の是正に資する取組み。

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