地域生物多様性の保全に貢献

塩野義製薬は30日、塩野義製薬の油日研究センター内にある薬用植物園が、環境省より「自然共生サイト」に認定されたと発表した。
油日植物園には、滋賀県に生息する生き物や希少種をはじめ日本の山野草が多く自生している。今回、多様な在来の動植物がのびのびと生きる環境が整っている点が評価され認定に至った。
「自然共生サイト」は、2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」の達成に向けた取り組みの一つとして、環境省が企業や地方公共団体などが生き物や自然を守る取り組みを実施している区域を認定する仕組みである。
油日植物園内で執り行われた認定式では、認定証の授与とともに伊藤賢利近畿地方環境事務所長と油日植物園の従業員との意見交換が行われ、油日植物園のこれまでの取り組みや今後の方向性について活発な議論が展開された。
◆加藤育雄油日植物園長のコメント
油日植物園は、滋賀県甲賀市にある塩野義製薬の油日研究センター内に1947年に開設された植物園である。開園当初、油日植物園は医薬品の基原植物の栽培や天然物からの創薬シードの探索を目的とした植物栽培を行う施設として運営されていた。
現在では、絶滅が危惧される種をはじめとした約1000種類の植物を維持管理し、地域の豊かな生態系を守る活動を続ける施設へとその役割を変遷している。今回、油日植物園の自然保護活動が評価され、自然共生サイトに認定されたことを大変うれしく思う。


