エンハーツ 米国FDAがHER2陽性早期乳がん術前療法の適応追加申請受理 第一三共

 第一三共は2日、エンハーツ(T-DXd/DS-8201、抗HER2抗体薬物複合体、[ADC])について、米国FDAがHER2陽性早期乳がん術前療法の適応追加申請を受理したと発表した。
 対象は、再発リスクの高いHER2陽性の早期乳がんにおいて、トラスツズマブ デルクステカン投与後にパクリタキセル、トラスツズマブ、ペルツズマブの併用療法(THP療法)を行う術前療法。なお、FDAによる審査終了目標日(PDUFA date)は2026年5月18日に設定された。
 同申請は、再発リスクの高いHER2陽性の早期乳がん患者への術前療法を対象としたグローバルP3試験(DESTINY-Breast11)結果に基づくもの。
 同試験および術前療法後のHER2陽性乳がん患者を対象としたグローバルP3試験(DESTINY-Breast05)のデータは、2025年10月開催予定の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025)にて発表される。

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