
京都薬科大学は、10月26日に同大学薬用植物園の開設100周年を記念した公開講座を開催する。事前申込制、参加費無料の対面開催となっており、誰でも参加できる。
同薬用植物園は、京都薬科大学の前身である京都薬学専門学校の薬草園(薬用植物園) として山科区(当時は宇治郡山科村)御陵の地で開園。複数回の移設を経て、1968年に現在地である京都市伏見区日野林へ全面移転した。
また、2011年には同大学グラウンド南側に「薬用植物園御陵園」が新たに整備され、2025年6月に開設100周年を迎えた。
今年度の公開講座では薬用植物園開設100周年を記念し、5年ぶりに御陵園の見学を実施。同大学教員と学生が薬用植物の解説を行い、見学者の質問などにも答える予定だ。
さらに、漢方に関する講演会や、同大学の「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」と共催の講演会を開催する。京都薬科大学薬用植物園開設100周年記念公開講座の詳細は次の通り。
◆開 催 日:2025年10月26日(日)11:00~16:00(受付開始:10:30~)
◆開催場所 :京都薬科大学薬用植物園御陵園(京都市山科区御陵中筋町9)
京都薬科大学 愛学館3階・A31講義室(愛学ホール)
◆申込期間:2025年9月10日(水)~10月22日(水)
◆申込方法:京都薬科大学生涯教育センターWebサイトより申込
https://skc.kyoto-phu.ac.jp/people/index.php
◆参 加 費: 無料
◆注意事項 :駐車場・駐輪場はなく、公共交通機関利用で。
◆共 催 :次世代のがんプロフェッショナル養成プラン
【プログラム詳細】
【第1部】11:00~12:00 薬用植物園御陵園見学
同大学教員と学生が薬用植物の解説を行い、質問にも答える。
<移動・昼休憩>
【第2部】13:00~14:00 植物園関連講演会「今こそ知りたい薬用植物のチカラ」
薬草(漢方)で治す。諦めない。
~朝起きられない・気象病!それ、漢方で治せるフクロウ型体質(夜型体質)かも?~
広島国際大学薬学部 生薬漢方診療学部門 教授 中島 正光氏
【第3部】14:00~16:00 がんプロ共催講演会
・あなたの人生の最終章、どう描きますか?
~後悔しないための「人生会議(ACP)」と、心に寄り添う「グリーフケア」について~
熊本県山鹿地区薬剤師会 理事 きらきら薬局 大森 眞樹氏
・肺がん薬物療法の進歩
京都府立医科大学大学院医学研究科 呼吸器内化学 教授 髙山 浩一氏