患者・家族のためのウェブサイト「フォン・ヒッペル・リンドウ病 情報サイト」開設 MSD

 MSDは29日、フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病の患者と家族を支援するための新しいウェブサイト「フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病 情報サイト」(https://www.vhl-info.jp/)を開設したと発表した。 同サイトは、中村 英二郎国立がん研究センター 泌尿器・後腹膜腫瘍科 医長が監修する。
 VHL病は、VHLという遺伝子に異常(変異)が生じることによって引き起こされる難治性の希少疾患である。VHL病を発症すると、脳、脊髄、網膜、膵臓、腎臓、精巣といったからだのいろいろな部位にがん・腫瘍ができるようになる。
 幼少期から発症するケースもあり、複数の部位に同時に発生したり(多発性)、さらには多くの場合生涯にわたって腫瘍の発症を繰り返す(再発性)という特徴がある。
 腫瘍の発生部位によっては、多血症、高血圧、視力障害、運動障害、膀胱直腸障害、腎不全、不妊症などの合併症が現れる場合もある。
 VHL病の日本の推定患者数は600~1000人と少なく、一般の人にはほとんど知られていない疾患だ。また、患者がアクセスできる情報も決して多くはない中、同サイトは、病気の仕組みから診断基準、検査と治療の流れ、遺伝学的検査などの情報をわかりやすく提供しており、今後も最新の情報をアップデートしていく。
 VHL病の患者や家族が疾患について正しく理解し、向き合うためのヒントとして役立つことを目指している。

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