
福井県は7月16日、大阪・関西万博で、福井県が世界に誇る魅力をアピールするPRステージ「恐竜王国福井DAY」を、EXPOホール「シャインハット」で開催する。
同イベントは、観客入れ替えの3部制で、1~3部で各500席ほど設けている。また、シャインハット内の多目的ホールでは、観光PRや物産展、伝統工芸品の展示が行われる。
当日は、超リアル恐竜ライブショー「ディノ・ア・ライブ」や福井商業高校チアリーダー部「JETS」のチアダンスショーなどの共通演目に加え、福井県内の伝統芸能、県内と中継を結ぶコーナーなど各部で異なる演目も盛り込む。
恐竜王国福井DAYのクリエイティブディレクターを務める、モデル、タレントの辻元舞も1~3部に登場し、福井をアピールする。辻元が制作した、恐竜王国福井DAYキービジュアルを使ったポスターも完成した。
また、福井県と中継を結んで、「福井の今」を届けるコーナーを1、2部で行われる。
1部は福井県立恐竜博物館(勝山市)から生中継。7月11日から始まる開館25周年記念特別展「獣脚類2025」の会場の様子を織り込み、世界初公開となるティラノミムスの全身骨格や日本初公開のスピノサウルス全身骨格展示など、始まったばかりの特別展の見どころを紹介する。
2部は、福井県立年縞博物館(若狭町)から。縞模様の地層「年縞」が1年の欠けもなく7万年分形成されたのは、世界でも福井県にある水月湖だけ。今回は、11年ぶりの調査で掘削された年縞を特別に公開する。知的好奇心をくすぐられる「今」しか見れない瞬間を届ける。
3部では、禅の世界を体感できる特別なひとときを提供する。曹洞宗の大本山永平寺(永平寺町)の老師をステージに招き、「椅子坐禅体験」を特別に指導して貰う。創設から780年以上の歴史が生み出す荘厳さを肌で感じられる。
福井県内の市町をPRする演目として、1部ではオープニングアトラクションとして勝山左義長ばやし保存会(勝山市)が登場し、芦原温泉旅館協同組合(あわら市)は、旅館の旦那や女将たちが歓迎口上を披露する。2部は勝山左義長ばやし保存会が再登場し、3部は、9月に小浜市で開催される小浜放生祭の、8つの山車区による合同演奏が県外で初めて披露される。
迫力の恐竜ショーやチアダンスも
1~3部の共通演目として、目玉となるディノ・ア・ライブは、関西初登場となるフクイラプトルやティラノサウルスなど計5体、最大全長13メートルの恐竜たちがホール内を動き回り、約25分間の迫力のステージを繰り広げる。
全米制覇9回を誇るJETSは約50人が登場し、元気あふれるパフォーマンスを披露する。「応援」つながりで、愛知県を拠点に活動する「青春応援団 我無沙羅」(がむしゃら)が初共演する。辻元舞は、県内を旅行した経験も踏まえながら、司会者とのトークを通じて福井の魅力を発信する。
