「ビーワン・メディシンズ合同会社」に社名変更 BeiGene Japan合同会社

 BeiGene Japan合同会社は、7月1日付けで、社名を「ビーワン・メディシンズ合同会社」に変更した。グローバルでの法人登記のスイス移転と社名変更の発表に伴い、日本法人としても新たな一歩を踏み出す。
 なお、これに先立ち、グローバル組織としての法人登記は、本年4月28日、株主の承認を得て、ケイマン諸島からスイス・バーゼルへと正式に移管された。
 法人登記のスイス移管は、世界有数のバイオ医薬品ハブにおけるプレゼンスを高め、革新的な治療薬を世界中の患者さんに届けるという成長戦略をさらに加速させる重要な一歩ちなる。
 これに伴い、「ビーワン」という新ブランドは、6大陸にまたがる拠点で段階的に展開しており、日本法人の社名変更もその一環である。
 ビーワン・メディシンズは、これまでに170万人を超える世界中のがん患者に治療を提供し、2024年には13の新規化合物を臨床段階へ進めるなど、業界屈指の開発パイプラインを展開している。
 共同創業者であり会長兼CEOを務めるアメリカ人起業家のジョン・V・オイラーは、過去15年間にわたり、同社のビジョンの形成と成長の原動力として重要な役割を果たしてきた。
 また、40以上の国と地域で170件を超える治験を実施・計画し、約3700人のグローバル臨床開発チームとともに、スピードと品質を兼ね備えた治療の実現に取り組んでいる。
 こうしたグローバルでの成長のなかで、日本は特に重要な戦略市場と位置づけられており、2025年2月には、これまでの「APAC(アジア太平洋地域)」から「JAPAC(日本・アジア太平洋地域)」へと組織名称を改称した。
 この改称は、日本をアジア戦略の中核とする方針を明確にしたものであり、今後の投資や事業展開の優先度が高いことを示している。
 さらに、抗悪性腫瘍剤「ブルキンザ」(一般名:ザヌブルチニブ)の発売、抗悪性腫瘍剤「テビムブラ」(一般名:チスレリズマブ)の承認取得といったマイルストーンを通じて、日本における患者への新たな治療機会の提供を着実に拡大してきた。
 ビーワン・メディシンズは今後も、グローバルと地域をつなぐハブとしての役割をさらに強化し、日本の医療への貢献を深化させていく。

ジョン・V・オイラー ビーワン・メディシンズ会長兼CEO(共同創業者)のコメント
 日本における社名をビーワン・メディシンズへ変更することは、我々が“ひとつのグローバルチーム”として行動し、世界中の患者さんにより迅速にイノベーションを届けていくという決意の表れである。

◆安達進ビーワン・メディシンズ合同会社社長のコメント
 このたびの社名変更は、私たちの理念とこれからの挑戦を、社内外によりはっきりと伝えるものである。「ビーワン」という新たな名のもとで、グローバル企業としての次なるステージへと歩みを進める。
 がんに国境がない以上、私たちの使命にも限界はない。世界中の患者さんやそのご家族、医療従事者、研究者、政策決定者などの皆さんと連携しながら、革新的な治療をより多くの方に届けていく。
 日本においても、ブルキンザやテビムブラをはじめとした治療薬を通じて、グローバルの知見と日本の医療現場をつなぐ架け橋としての役割を果たしていく。これからも「ビーワン」として、より多くの患者さんの人生に希望を届けるべく、前進を続けたい。

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