
日本イーライリリーは21日、ヒト化抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤「オンボー」について、同皮下注200mgオートインジェクターを6月23日、同皮下注200mgシリンジを8月中旬に発売すると発表した。
オンボーは、国内において日本イーライリリーが製品供給を担当し、持田製薬が流通・販売、および情報提供活動を担っている。 薬価は、オンボー皮下注200mgオートインジェクター:200mg2mL1キット24万2888円、同シリンジ:200mg2mL1筒 24万2888円。
オンボーは、腸管の炎症に関与するサイトカインであるIL-23のp19サブユニットを標的とすることで、消化管内の炎症を軽減するヒト化IgG4モノクローナル抗体である。
オンボー皮下注製剤は、中等症から重症の活動期クローン病の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)
として、ミリキズマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤による治療終了4週後から、通常、成人にはミリキズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間隔で皮下投与する。
◆ロータス・モールブリス日本イーライリリー自己免疫事業本部長のコメント
オンボー200mg皮下注製剤が薬価収載されたことを大変うれしく思う。これは、クローン病の患者さんそれぞれに、ご自身の生活スタイルに合わせられる治療選択肢を、新たな革新的医薬品として提供することを意味する。
我々は製薬会社として、慢性炎症性疾患を抱える人のより豊かな人生の実現のため、引き続き科学の力で貢献していく。
◆宮嶋 謙二持田製薬執行役員医薬営業本部長のコメント
オンボー皮下注200mgオートインジェクター、オンボー皮下注200mgシリンジの発売により、クローン病患者さんの治療における選択肢のひとつとして、オンボーが役に立てることを大変嬉しく思う。医療関係者の皆様への適切な情報提供に取り組み、患者さんのQOL向上に貢献していく。