イフィナタマブ デルクステカン 食道扁平上皮がん二次治療対象にP3試験開始 第一三共

 第一三共は20日、イフィナタマブ デルクステカン(I-DXd/DS-7300、抗B7-H3抗体薬物複合体[ADC])について、食道扁平上皮がん患者への二次治療を対象としたグローバルP3試験(IDeate-Esophageal01)における最初の患者への投与を開始したと発表した。
ましたので、お知らせいたします。
 同試験は、プラチナ製剤ベースの化学療法および免疫チェックポイント阻害剤による治療後に病勢進行した前治療歴のある進行または転移性の食道扁平上皮がん患者を対象として、同剤投与群の有効性および安全性を治験医師選択薬(化学療法)投与群と比較して評価するグローバルP3試験。
 主要評価項目は全生存期間で、副次評価項目には無増悪生存期間、客観的奏効率および安全性が含まれる。日本を含むアジア、欧州および北米において約510名の患者を登録する予定だ。
 なお、同試験開始は、欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2022/2023)で発表した同剤のP1/2試験(IDeate-PanTumor01)における複数の前治療歴のある食道扁平上皮がん患者を対象としたサブグループ解析の結果に基づくもの。
 第一三共は、食道扁平上皮がんの二次治療に新たな選択肢を提供できるよう同剤の開発を加速させていく。

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