神奈川県と循環器病、慢性腎臓病、2型糖尿病の未病改善・重症化予防対策で連携協定締結 日本ベーリンガーインゲルハイム

写真左から、神奈川県健康医療局 足立原祟局長、日本ベーリンガーインゲルハイム 医療政策本部長・平井希欧氏

 日本ベーリンガーインゲルハイムは16日、神奈川県(知事:黒岩祐治氏)と循環器病疾患、慢性腎臓病、2型糖尿病の未病改善・重症化予防対策に関する連携協定を締結したと発表した。
 同協定では日本ベーリンガーインゲルハイムと神奈川県が連携・協力し、糖尿病を含むその他の原因による慢性腎臓病の重症化予防及び人工透析への導入防止を目指した取組を推進する。
 今回の連携協定締結は、循環器病疾患、慢性腎臓病、2型糖尿病をはじめとする心腎代謝領域のパイプラインに強みを持ち、サステナビリティのフレームワークの一つに「More Healthー人と動物の健康のために」を掲げ健康の公平性や医療制度への公平なアクセスの実現に向けた取組を推進する日本ベーリンガーインゲルハイムと、「神奈川県保健医療計画(第8次)」のもと、「いのちが輝き、誰もが元気で長生きできる神奈川」の実現に向けた取組を推進する神奈川県の両者の共通の想いが背景にある。
 同連携協定では、神奈川県民の健康に関する意識調査の実施や県民向けの疾患啓発などを通じて、県民の健康意識のさらなる向上及び生活習慣病の早期発見、早期治療を目指す。主な連携・協力事項は、次の通り。

1,循環器病疾患、慢性腎臓病、2型糖尿病(以下「糖尿病」)の予防、これらの病気の未病対策に関する正しい知識の普及啓発に関する事項

2、循環器病疾患、慢性腎臓病、糖尿病の早期発見・早期治療の促進に向けた取組に関する事項

3、循環器病疾患、慢性腎臓病、糖尿病に関する適切な情報の提供・発信に関する事項

4、その他、神奈川県及び日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社が必要と認める事項

 日本ベーリンガーインゲルハイムと神奈川県は、同連携協定を通じて神奈川県民の健康に貢献できるよう取組んでいく。

◆平井希欧日本ベーリンガーインゲルハイム 執行役員 医療政策本部長のコメント
 今回、神奈川県と連携協定を結べることを大変うれしく思う。慢性腎臓病の初期は自覚症状がほとんどないが、進行により貧血やむくみなどの症状が現れ、末期腎不全になると透析療法や腎臓移植などが必要になる。原則回復することが難しい慢性腎臓病は早期発見・早期治療がとても重要である。
 当社のこれまでの知見を活かして正しい知識の普及に努め、県民の皆様の健康的な生活の実現に向け貢献していきたい。

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