日本イーライリリーの2024年度売上高は、前年比18%増加の2641億円となった。
新製品・成長製品群が金額ベースで対前年比25% 増加、販売数量で28%増加し、全売上高の2年連続の2桁成長を牽引した。
全売上高に占めるその構成比は6ポイント増加し91%に到達した。さらに、新薬開発プロジェクト数は過去最多を記録し、今後の成長を担う強固な研究開発パイプラインとともに、製品ポートフォリオを拡充することができた。
2024年はアトピー性皮膚炎治療薬「イブグリース」、抗悪性腫瘍剤「ジャイパーカ」、アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症治療薬「ケサンラ」といった3つの新製品上市に加え、肥満症治療薬「ゼップバウンド」など計8品目の製造販売、適応追加の承認を取得した。
日本イーライリリーは世界同時開発戦略のもと、注力するすべての疾患領域において着実な進捗を達成した。
◆シモーネ・トムセン日本イーライリリー代表取締役社長のコメント
35年以上研究開発に挑戦してきた認知症領域において、「ケサンラ」の上市という大きな進展があった。
また、小児用医薬品を含む複数の適応追加や新製品の上市を通じて、革新的な新薬をより多くの日本の患者さんに提供できることを嬉しく思う。日本イーライリリーは2025年、設立50周年を迎えた。力強い成長期に入った日本イーライリリーは、2030年までに製薬業界のリーディングカンパニーとなることを目標として掲げ、革新的医薬品を通じて患者さんと日本社会への貢献、そして飛躍的な成長を追求し続けていきたい。