大阪・関西万博大阪ヘルスケアパビリオン Dot to Dotの活用によりデータ連携 BIPROGY

来場者が同意した健康診断結果などのパーソナルデータのみを安全に連携

大阪ヘルスケアパビリオンでの「Dot to Dot」活用

  BIPROGYが開発したパーソナルデータの有効活用とプライバシー保護の両立でデータ連携を支える「Dot to Dot」が、大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」で活用されている。
 AIやデジタル技術の発達により、データを利活用したさまざまなサービスが生まれており、より便利で豊かな生活の実現が期待されている。
 一方、データ利活用におけるプライバシーの保護は、切り離すことのできない重要な課題だ。そのため、現状ではデータ利活用の範囲が特定の企業内での利用や、特定の企業間だけの連携に限定されていることが多く、生活者はデータ利活用の恩恵を十分に受けているとは言えない。

 BIPROGYが提供するパーソナルデータ連携基盤「Dot to Dot」は、企業間のデータ連携を支援するパーソナルデータ連携基盤だ。Dot to Dotは、大阪ヘルスケアパビリオン内各エリア間のデータ連携・活用にも使用されている。Dot to Dotを活用することで、本人が同意した健康診断結果などのパーソナルデータのみを安全に連携でき、パーソナルデータの利活用とプライバシー保護の両立を実現している。
 連携するパーソナルデータは、サービス間の通信モジュールで直接やり取りされている。Dot to Dotは、データ連携の手続きを仲介するだけで、パーソナルデータを蓄積・保有することはない。
 また、パーソナルデータを連携する場合は、個人が同意済みのデータ連携のみを許可するようにDot to Dotが制御している。

大阪ヘルスケアパビリオン内のデータ連携を支えるDot to Dot

 Dot to Dotは、パーソナルデータの活用とプライバシー保護の両立を実現する仕組みになっている。企業間での安全なパーソナルデータ共有を促進し、企業同士の共創を推進している。また、日本の個人情報保護法に基づいて、個人の同意を得る機能も備えており、生活者が自分の意思でデータをさまざまな企業間での流通を可能にしている。これにより、個人に最適化されたサービスを受けることができる。
 大阪ヘルスケアパビリオン内の「ミライのヘルスケア」エリアでは、食品、ヘルスケア機器、製薬など多様な分野の協賛企業がブースを出展している。大阪ヘルスケアパビリオンでのDot to Dotを活用により、館内で測定された個人の健康データを出店企業と安全にパーソナルデータを共有することができる。
 従来は、各協賛企業が個別に確認を必要としていたが、Dot to Dotを通じて安全なデータ連携が可能となり、個人の健康データに基づいて個別最適化された複数のサービスを受けることを可能にしている。

大阪ヘルスケアパビリオン 外観
リボーンルート

 

大阪ヘルスケアパビリオン 内観
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