小野薬品は24日、5月30日~6月3日にイリノイ州シカゴで開催される2025年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、チラブルチニブ (ONO-4059) の再発または難治性の中枢神経系原発リンパ腫患者を対象としたP2相PROSPECT試験の良好な結果を口頭発表することを明らかにした。
また、ONO-4578(開発中のEP4拮抗薬)の局所進行の切除可能な直腸がんを対象とした臨床試験のデータについてもポスター発表する。発表内容の詳細は、次の通り。
【チラブルチニブ (ONO-4059)に関する発表】
◆演題 Tirabrutinib for the treatment of relapsed or refractory primary central nervous system
lymphoma: Efficacy and safety from the phase II PROSPECT study
◆抄録提出 ID:487376
◆発表形式:口頭発表
◆発表日時:2025年5月31日 3:00 PM-4:30 PM (米国中部夏時間)
◆発表者:ダナ・ファーバーがん研究所、Dr. Lakshmi Nayak
【ONO-4578に関する発表
◆演題:Neoadjuvant ONO-4578, an EP4 antagonist, in combination with nivolumab after chemoradiation therapy in locally advanced resectable rectal cancer
◆公表抄録番号:3588
◆発表形式:ポスター発表 番号257
◆発表日時:2025年5月31日 9:00 AM-12:00 PM (米国中部夏時間)
◆発表者:国立病院機構 大阪医療センター、下部消化管外科、高橋佑典氏
【岡本達也小野薬品執行役員/開発本部長のコメント】
私たちは、がん患者さんのための革新的な治療薬の開発に全力を尽くしていまる。今回の発表は、患者さんに新たな価値を提供できる可能性を示す重要なステップとなる。全世界に向けて、がん治療における新たな治療選択肢を提供し、患者さんの生活の質向上に貢献することを目指している。