三菱ケミカルグループは21日、20日から 21日にかけての日本経済新聞社の「田辺三菱製薬株式会社の売却に向け米国の投資ファンドベインキャピタルに優先交渉権を与えた」旨の報道について「当社が発表したものではない」とコメントした。
さらに、「ファーマ事業を含めた全ての事業を対象に、グループ全体の事業ポートフォリオのあるべき姿に関して継続的に検討をしており、売却を含めたあらゆる選択肢を念頭に置いてポートフォリオ改革を推進している。今後開示すべき事実が発生した場合は速やかに開示する」としている。
20日の日経電子版では「三菱ケミカルグループが医薬品子会社の田辺三菱製薬の売却にむけ、米投資ファンドのベインキャピタルに優先交渉権を与えたことがわかった。売却額は5000億円超になるとみられる」と報じられている。