米国スタンフォード大学とゲノム編集による新規がん治療法開発で共同研究契約締結 アンジェス

初めにゲノム編集技術を利用した乳がん治療法を開発

 アンジェスは15日、米国スタンフォード大学 医学部とゲノム編集技術による新規がん治療法の開発について共同研究契約を締結したと発表した。
 スタンフォード大学において、Ramasamy Paulmurugan 教授及び Tarik Massoud 教授が開発したがん組織特異的薬物搬送技術とアンジェス子会社のEmendoBio社のゲノム編集技術を組み合わせ、新規がんゲノム編集治療法の研究開発を進めることに合意したもの。研究期間は概ね2年間、研究費は約130万ドル。まずは、乳がん治療についてゲノム編集技術を利用した治療法の開発を行う。
 スタンフォード大学では、がん治療に対してがん組織特異的薬剤送達技術、がん放射線療法及びがん免疫療法等の新しいがん治療法の開発において先進的な研究を行っている。
 アンジェスは、スタンフォード大学と2年2カ月に渡り経鼻投与DNAワクチンの研究開発を推進。その研究の成果として得られた細胞への薬剤送達技術をより発展させ、EmendoBio 社のゲノム編集技術を組み合わせることで、がん放射線療法やがん免疫療法の効率を大幅に高めることが期待できる新たながんゲノム編集治療法の研究開発をすすめていく。
 今回の共同研究による当社の研究開発費(2年間130 万ドル程度)は、2025年12月期連結会計年度における研究開発費の業績予想に反映する予定で、今後、開示すべき事象が発生した場合には、速やかに開示する。
 

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