ウィメンズヘルスケアサービス「ルナルナ」活用乳がん疾患啓発でムティーアイと提携開始 第一三共

 第一三共は19日、エムティーアイと同社が運営するウィメンズヘルスケアサービス「ルナルナ」を活用した乳がんの疾患啓発における提携を開始したと発表した。
 乳がんは日本で毎年9万人以上が罹患するが、しこりなどにより自分で早期発見できる可能性のある数少ないがんの一つである。一方で、乳がん検診の未受診や2年ごとの検診の間に起こる中間期乳がん、また日本人女性に特徴的なデンスブレスト(高濃度乳房)などが原因で発見が遅れる場合があることが問題視されている。
 第一三共は、同提携を通じてブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)を普及させ、乳がんの早期発見・適切な治療に繋げることを目指す。
 最初の取り組みとして、19日から「ルナルナ」内に乳がんに関する情報を発信するポータルサイト「乳がんケアナビ」を開設し、月経周期に合わせた定期的な乳がんのセルフチェックを促す「ブレストチェック」コンテンツの提供を開始した。
 2025年以降、乳がんの基礎知識を学べるコンテンツや、利用者の生活習慣や家族歴などの情報に基づき乳がんの注意レベルを評価し、レベルに応じたアクションプランを提供する「ブレストアウェアネスチェック」などのコンテンツを段階的に追加していくことを検討。女性が日常的に体調管理に使用するアプリ上で乳がんに関するコンテンツを提供することで、女性の行動変容を促す。

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