保有する武田テバファーマ全株式をテバ社に譲渡  武田薬品

武田テバはジェイ・ケイ・アイ傘下に

 武田薬品は6日、同社が保有する武田テバファーマの49%全ての株式をテバ社に譲渡すると発表した。同株式譲渡は、テバ社が武田テバファーマの発行済み株式全てをジェイ・ウィル・パートナーズが運営管理を行うファンドにより設立されたジェイ・ケイ・アイへ譲渡することに伴うもの。現時点で武田薬品は、譲渡価額および受取配当金として約550億円を受領する見込み。同株式譲渡が実行される場合、武田薬品の2025年3月期(2024年度)通期の連結業績予想における損益計算書に対する影響は軽微である。
 武田テバは、2016年にテバ社51%、武田薬品49%を出資して設立された主にジェネリック医薬品や特許期間の満了した医薬品のビジネスを展開する合弁会社である。テバ社は、武田薬品が保有する武田テバの49%の全株式を買い取り、自社保有の51%を併せた100%の株式をジェイ・ケイ・アイに売却。これに伴い、武田テバは、ジェイ・ケイ・アイの傘下に入る。
 テバ社は、必要な規制当局の承認を含む通常の手続きの完了を前提に、2025年4月1日までに同株式譲渡を完了する見込みとしている。同株式譲渡の完了に伴い、武田テバファーマは武田薬品の関連会社から除外される。
 なお、武田テバファーマおよびその100%子会社である武田テバ薬品の製品で、現在武田薬品が流通を担っている製品については、引き続き同社の流通を介して提供する。

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