アムジェンは、甲状腺眼症の疾患啓発ウェブサイト「甲状腺眼症.jp」(URLhttps://www.kojosen-gansho.jp/ )を開設した。監修は、神前あいオリンピア眼科病院副院長、渡邊奈津子伊藤病院内科部長。
同啓発ウェブサイトの開設は、患者や家族、一般人に甲状腺眼症という疾患の理解を深めて貰うことを目的としたもの。甲状腺眼症は、主にバセドウ病(甲状腺機能亢進症)に合併することが多い自己免疫性の希少疾患で、日本に約3万5000人の患者がいると推計されており、眼球突出や複視、目の痛みなどによりQOLが著しく低下する可能性がある。
だが、これまで患者や一般人が参照できるような情報源が十分ではなく、症状の発見や診断が遅れる要因にもなっていた。また、疾患の認知度が低いことにより、患者への症状や治療に対する負担への理解や支援が進んでいないといった課題があった。
そこで「甲状腺眼症.jp」では、患者やその周囲の人が必要とする情報に一括してアクセスできるように次のコンテンツを掲載している。
・甲状腺眼症に関する基礎知識:疾患のメカニズム、症状、治療の解説
・患者のストーリー紹介:体験談による疾患の理解
・セルフチェックリスト:早期発見のための症状確認
・医療機関の情報:甲状腺眼症が相談できる医療機関検索
アムジェンでは、同ウェブサイトが、患者の症状への気づき、適切な診断・治療への早期のアクセスのきっかけとなることを目指し、今後も内容を拡充していく。