2024年12月期通期連結業績予想を上方修正 中外製薬

 中外製薬は25日、本年2月1日に開示した2024年12月期の通期連結業績予想を次の通り上方修正すると発表した。(カッコ内は前回予想)
 売上収益1兆1500億円(1兆0700億円)、Core営業利益5400億円(4600億円)、CoreEPS 236.00円(204.00円)、Core配当性向 未定(40.2%)。
 売上収益の上方修正は、国内製商品売上高では、フェスゴ(HER2陽性乳がん、大腸がん)、ポライビー(抗悪性腫瘍)、バビースモ(眼科用VEGF/Ang-2)、パージェタ(抗悪性腫瘍)等、各製品の進捗及び想定の見直しを反映している。
 海外製商品売上高では、主にヘムライブラ(血友病A)及びアクテムラ(抗IL-6受容体抗体)のロシュ向け輸出が前回発表予想から上振れることを想定している。また、その他の売上収益についても、一時金収入及びロイヤルティ等の予想を更新している。
 Core営業利益予想は、前述の売上収益予想の修正に加え、製品別売上構成比の前回発表予想からの変化等による製商品原価率の改善や、為替影響、製商品売上高及び利益の増加に起因する一部費用の増加等を織り込んでいる。
 また、期末配当金予想を未定と修正したため、Core配当性向予想についても未定と修正している。
 なお、今回修正予想の前提となる通期の想定為替レートは1スイスフラン=161円、1ユーロ=163円、1ドル=138円、1シンガポールドル=113円に変更している。

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