アンジェスは7月31日、希少遺伝性疾患検査を主目的とした衛生検査所「アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー」(ACRL)において、拡大新生児スクリーニング検査の受託を2024年8月1日より開始する契約を群馬県健康づくり財団と締結したと発表した。
ACRLが、早期診断・早期治療が極めて有効な希少遺伝性疾患の7疾患を対象として希望者に有償で行う拡大新生児スクリーニング検査に関して、健康づくり財団から受託する契約を締結したもの。
健康づくり財団は、群馬県内の医療機関の新生児スクリーニング検査を担っており、今回の契約締結により、群馬県内の医療機関で出生した新生児は、すべての新生児に対し公費負担で実施されている先天性代謝異常等の検査(新生児マススクリーニング検査)に加え、これに含まれない7疾患に対する検査についても有償で受診することが可能となる。
アンジェスでは今後とも、企業理念である「治療法がない疾病分野や難病、希少疾患などを対象にした革新的な遺伝子医薬の開発・実用化を通じて、人々の健康と希望にあふれた暮らしの実現に貢献する」に従い、この検査事業によって少しでも多くの人が希少疾患の早期発見、早期治療できる社会を目指す。
なお、同該契約締結による検査事業の収益は、2024年3月14日に発表した2024年の連結業績予想に含まれているため、業績予想に変更はない。