小野薬品は5日、日経新聞社が主催する「第3回日経統合報告書アワード」において、同社が発行する統合報告書「コーポレートレポート2023」が優秀賞を受賞したと発表した。
同レポートは、小野薬品が中長期の成長戦略を織り込んだ「経営の重要課題」として特定した18のマテリアリティを構成の軸とすることで、同社の中長期の目標、戦略、取り組み、成果を網羅的に示したもの。
「第3回日経統合報告書アワード」には475社の企業・団体が参加し、金融機関のファンドマネジャー、アナリスト、学識経験者などによる審査を経て、グランプリ3社、準グランプリ6社および優秀賞42社(同社含む)が選ばれた。
今回の優秀賞受賞においては、主に次の点が評価された(審査員コメントより抜粋)。
◆マテリアリティについて、表で具体的に発信している点は高く評価できる。同業他社との比較でも見やすいし、理解しやすい。具体的な指標を開発中の品目で示している点は、医薬品業界のなかでも群を抜く丁寧さである。
◆重要な経営目標指標は適切に抽出されており、選定理由とともにきめ細かく設定されたKPIも提示されている。
◆人的資本の重要性を認識し、網羅的な施策を打っているという印象を受けた。中間ステップにも言及し、課題も認識していると感じた。
小野薬品は、今後も、当社は、企業姿勢・経営方針・戦略や最新の状況をステークホルダーに分かりやすく理解して貰えるよう、統合報告書をはじめ、さらなる情報開示の充実を図っていく。