医学・生命科学の知見を食品・健康分野の研究に活用
FRONTEOは13日、同社の医学論文探索AI「KIBIT Amanogawa」について、サントリーグループの基盤技術研究を担うサントリーグローバルイノベーションセンターにおいて導入されたと発表した。
近年、食品・健康分野において研究対象の複雑化や研究データの多様化が進む中、科学情報から有用な知見を見いだし、エビデンスに基づく新たな着想や仮説の構築につなげることがより重要となっている。KIBIT Amanogawaは、医学・生命科学論文を俯瞰的に解析し、既知の情報からは容易にたどり着けない関連性を捉えることで、こうした研究活動を支援する。
サントリーグローバルイノベーションセンターは、サントリーグループ全体の価値向上と事業成長に向けた研究・技術開発を担っている。医学・生命科学論文から新たな着想や仮説を探索する研究活動に活用することを目的に、KIBIT Amanogawaの導入を決定したもの。
KIBIT Amanogawaは、FRONTEO自社開発の方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」の自然言語処理技術を活用し、4000万報超の医学・生命科学分野の論文群を、網羅的かつバイアスを排除して解析するAIシステムだ。
論文に直接記載されていない関連性を捉える「非連続的発見」のアプローチにより、従来の論文探索では見いだせなかった新たな知見や事象間の関連性の発見を支援する。
これまで主に製薬企業やアカデミアでの創薬研究において、疾患と標的分子との未知の関連性の探索や、メカニズム(作用機序)の仮説生成などを中心に活用されてきた。現在は、食品・健康分野、化粧品、素材などさらに多様な領域の企業等に活用の場が広がっている。
◆豊柴博義FRONTEO取締役/CSO(Chief Science Officer)のコメント
研究開発において新たな発見を生み出すには、多様なデータや既知の知見を結び付け、これまで見えていなかった関連性を捉えることが重要である。医学・生命科学論文の知見を活用することで、新たな着想や仮説が生まれる可能性がある。
KIBIT Amanogawaの「非連続的発見」がサントリーグローバルイノベーションセンターの新たな研究の可能性を切り開く一助となり、新たな価値の創出、人々のQOL(生活の質)向上につながることを期待している。


