総額1500億円規模のブリッジローン契約も
住友ファーマは8日、公募増資により最大1164億円を調達すると発表した。また、既存借入金を借り換えのための総額1500億円のブリッジローン(つなぎ融資)契約を三井住友銀行などと結ぶことも明らかにした。
新株は、月内に国内一般公募と海外募集で新株5130万4400株発行する。今回の国内一般募集、海外募集および第三者割当増資による合計上限1164億9028万円の使途については、 開発中の抗がん剤「エンゾメニブ」(急性骨髄性白血病)、ヌビセルチブ(骨髄線維症)の2品目の臨床試験を中心とするがん領域の研究開発資金として、2029年3月末までに300億円充当する見込み。
さらに、神経変性疾患および感染症領域への研究開発資金として同年3月末までに100億円、再生・細胞医薬品の研究開発の加速及び生産能力の増強のためRACTHERAおよびS-RACMOへの投融資資金として、100億円充当する予定だ。
また、生産設備および研究所に対する生産・品質体制の強化を目的とした設備投資資金に加えて、ITシステム投資資金ならびに主に他社製品の開発や販売に関する提携およびライセンス契約に係る戦略投資資金として、同年3月末までに100億円を充当。残額は、財務の更なる健全化を目指して2029年3月末までに有利子負債の返済資金に充当する予定である。
今回の新株発行・売り出しと三井住友銀行などとの総額1500億円(タームローン200億円、コミットメントライン1300億円)規模のブリッジローン締結を併せて、住友化学の債務保証を受けた既存借入金を全額返済。住友化の債務保証を受けない同ブリッジローンによるリファイナンスを行う。
