
塩野義製薬は19日、うつ病治療薬「ザズベイ」(一般名:ズラノロン)について、同日より販売を開始したと発表した。ザズベイは、日本で初めて承認された新規作用機序を有するうつ病治療薬で、後シナプス部位およびシナプス外のGABAA受容体に作用するGABAA受容体ポジティブアロステリックモジュレーターである。
国内で実施した第3相検証試験において、ザズベイの1日1回30mgの14日間の経口投与により、速やかなうつ症状の改善が認められた。さらに、複数回の投与においても、安全性面で懸念されるものは確認されなかった。
日本におけるうつ病の患者数は約500万人と推計されており、非致死性疾患の中でも、社会的影響や健康負担が大きい疾患の一つである。従来の治療薬は効果発現までに数週間を要することが多く、効果発現が早い治療薬が求められていた。
同剤は、治療介入が必要なうつ病患者に対し、治療早期からうつ症状を改善することで、うつ病領域における重要なアンメットニーズに応えることが期待される。

