
大阪府は16日、アルフレッサとの協定に伴い導入したコンテナファーマシー(災害対応医薬品供給コンテナ)の披露・内覧会を開催し、吉村洋文大阪府知事や西野誠大阪府健康医療部長、乾英夫大阪府薬会長、吉岡将樹アルフレッサの関西営業本部長らが参加した。
大阪府のコンテナファーマシーの導入は、南海トラフ地震など大規模災害時の医薬品供給途絶リスクへの備えの強化を目的としたもの。コンテナファーマシーは、貨物用コンテナを改造して調剤設備等を搭載したもので、アルフレッサが開発。2023年には静岡県藤枝市にも導入している。
主な設備は自動分割分包機、錠剤棚、水剤棚、散薬台、外用台、クリーンベンチ、簡易ベッド、電子天秤、空調機器、照明、水タンク、発電機等で、トラックで牽引することで移動が可能だ。

コンテナファーマシーの特徴は、まず、コンテナ自体が強固であり、重さがあるため強風に強く、防犯性にも優れているためコンテナ内部の設備や物資を守れることが挙げられる。
また、従来のモバイルファーマシー(車両型薬局)に比べてコンテナ1基に多くの物資を搭載可能であり、必要とされている医薬品等をより多く災害現場へ輸送することができる。
加えて、発電機や水タンクを搭載しているため、派遣先でライフラインが復旧した場合には、電源コンセントおよび水道と接続することで建物として長期にわたる支援活動が可能である。
平時は、アルフレッサ大阪物流センターにおいてコンテナファーマシーの維持管理を行い、コンテナファーマシーを活用した研修等も実施する。非常時に大阪府の各機関からコンテナファーマシーの利用要請があった場合、アルフレッサは大阪府と協議の上、コンテナファーマシーの配備等の必要な対応を行う。
具体的には、災害発生後、大阪府からの要請に基づき、アルフレッサが医薬品を充填したコンテナファーマシーを救護所等に輸送・設置する。設置後は、災害救助法が適用された地域で発行される「災害処方箋」にも対応し、被災者への医療提供活動を支援する。
大阪府薬の乾英夫会長は、「コンテナファーマシーの具体的な活用内容はこれから検討していきたい」とした上で「大阪府薬として大阪府としっかり連携していく」考えを強調した。

