エンタイビオの幅広い適用可能性と価値拡大でHalozyme社とライセンス契約締結 武田薬品

 武田薬品は9日、エンタイビオの幅広い適用可能性と価値拡大を目的にHalozyme社とグローバルでの提携およびライセンス契約を締結したと発表した。
 Halozyme社の独自の同テクノロジーは、遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼPH20(rHuPH20)を用いた業界をリードする技術で、世界の100を超える市場で販売されている10種類の製品によって100万人以上の患者の生活に貢献してきた。
 今回の契約により、武田薬品にHalozyme社の革新的なENHANZEドラッグデリバリーテクノロジーを独占的にベドリズマブに使用する権利が付与される。
 契約条件に基づき、武田薬品はHalozyme社に一時金を支払い、将来的な開発および販売のマイルストン時に支払う。Halozyme社は、ベドリズマブとエンタイビオを組み合わせた製品の売上に対してもロイヤルティを受け取る権利を有している。
 今回の提携は、患者ケアを向上させエンタイビオの製品名で承認された治療薬であるエンタイビオの新たな可能性を切り開くことに対する同社の尽力を明確に示したもの。
 エンタイビオは、既存治療で効果不十分または忍容性がなかった場合の中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎またはクローン病の成人患者に対する治療薬として承認されており、具体的な適応症や効能・効果は市場ごとに異なる。
 潰瘍性大腸炎とクローン病は、炎症性腸疾患(IBD)の中で最も一般的な2つの疾患であり、慢性的で、病態の変化が複雑かつ予測困難な疾患である。患者一人ひとりの経過はそれぞれ異なり、しばしば時間をかけて複数の治療アプローチが必要になる場合がある。
 IBDの有病率は2032年までに全世界で1000万人を超えると予測されており、武田薬品は継続的なイノベーションに対する緊急のニーズがあることを認識している。
 今回の提携は、武田薬品がこれらの課題に直接取り組み、消化器系および炎症性疾患のポートフォリオを拡大し、エンタイビオへのアクセスを世界規模で広げるための継続的な尽力を示すものだ。

◆Robert Hollowell武田薬品Global Product and Launch Strategy消化器系・炎症性疾患領域のHead(M.D.)のコメント
 10年以上にわたり、ベドリズマブは、潰瘍性大腸炎およびクローン病の患者さんが病気を管理していくうえで、重要な役割を果たしてきた。今回の提携は、重要な患者さんのニーズに対応する研究開発の絶え間ない追求を含め、IBDコミュニティ内での当社の貢献とリーダーシップにおける新たな重要な一歩である。
 ENHANZEテクノロジーを統合することにより、エンタイビオの治療においてより柔軟性を高め、患者さんの体験を向上させ、患者さん、医療関係者および幅広いヘルスケアコミュニティに価値をもたらす影響力の高いパートナーシップに引き続き注力することを目指す。

◆Helen Torley Halozyme社President and Chief Executive Officer(Dr .)のコメント
 タケダとのパートナーシップは、患者さんの体験を向上させる革新的なソリューションを提供するという当社の継続的な尽力を示すものである。注射剤の皮下投与を容易にする市販のバリデーション済みのソリューションであるENHANZEテクノロジーを活用することで、患者さんが治療管理に費やす時間を減らし、より自分らしい生活を送れるよう支援することを目指している。
 今回の提携は、複数の治療領域にわたるエンタイビオの幅広い適用可能性と価値をさらに強調している。

タイトルとURLをコピーしました