
参天製薬は23日、 緑内障及び高眼圧治療薬「セタネオ点眼液」(一般名:セペタプロスト)を同日付で日本国内で発売したと発表した。薬価は、セタネオ点眼液0.002 %1mL:800.00 円。
同剤は、二環式プロスタグランジン誘導体である セペタプロストを 0.002%含有しており、 FP受容体及びEP3受容体に対して結合、刺激することで房水流出を促進し、眼圧下降作用を示す 。
国内で行われたP3試験の結果に基づき、2024年9月に参天製薬製造販売承認の申請を行い、本年8月に緑内障及び高眼圧症を適応として製造販売承認を取得した。
緑内障の治療において、眼圧下降点眼薬の単剤(単薬)療法が不十分な場合には多剤併用(配合点眼薬を含む)を行うことが考慮 されるが、複数薬剤の点眼による副作用の増加、および点眼回数の増加に伴う アドヒアランスやQOLの低下などに留意する必要 がある。そのため、新たな作用機序による強力な眼圧下降作用を有する眼圧下降薬の登場が望まれている。
◆栗原逸平参天製薬取締役日本事業統括兼事業開発担当のコメント
新たな第一選択薬になり得るセタネオ点眼液の提供を通じて、 緑内障治療の幅が広がり 、患者さん一人ひとりにより適した 治療薬を届けられることを目指している。

