GLP-1作動薬「リベルサス」　P3相OASIS試験で肥満症で16.6%の体重減少達成　ノボ ノルディスク

　ノボ ノルディスクは9月30日、GLP-1作動薬「リベルサス」（米国販売名：Wegovy pill)について、P3相OASIS4試験において肥満症で16.6%の体重減少を達成したと発表した。
　OASIS4試験は、Wegovy pill25 mg の1日1回投与の有効性および安全性を64週間検討するもの。同試験では、糖尿病の既往がない肥満または過体重で体重に関連した健康障害を1つ以上有する成人307例において、生活習慣介入の補助療法としてのWegovy25mgをプラセボと比較した。
　その結果、Wegovy25mgの1日1回経口投与により有意な体重減少が得られ、試験参加者の3人に1人が20%以上の体重減少を達成した。
　Wegovy25mgは、体を曲げる、立つ、歩く、運動するなどの日常的な身体活動の能力も向上させ、心血管リスク因子も改善することが示された。同試験結果は、肥満症治療を発展させるというノボ ノルディスクの目標における画期的な出来事となった。
　Wegovy pill25mg は、長期的な体重管理のための肥満症治療薬として米国FDAに申請された初の経口GLP-1受容体作動薬で、ノボ ノルディスクはすでに米国内の自社施設でその製造を開始している。