
BIPROGY、JR西日本 大阪、博報堂は、3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」として、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンと「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する業務委託契約を締結した。
大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで提供している「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」仕組みを、会期後も継続的に提供していく。
健康データは、個人の健康状態を記録・分析する情報であり、現代のヘルスケアにおいて極めて重要な役割を果たしている。日常の中にヘルスケアが溶け込んだミライ社会を実現するためには、血圧や心拍数などの日々の計測データや、健康診断や人間ドックなど年単位で計測する健診データに加えて、認知症や生活習慣病予防のための月次の健康データ計測が重要になる。
BIPROGYとJR西日本が博報堂と3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」は、大阪パビリオンの「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」の委託事業者に選定された。同事業は、万博会期中にパビリオンで提供する「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みを、民間事業者の自立的な運営のもと継続的に実施することを目的としたもの。業務委託契約の概要は、次の通り。
1、業務名称
ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託
2、業務目的
大阪ヘルスケアパビリオンでのリボーン体験により、健康に対する意識が高まった来館者の健康増進活動を支援し、ひいては、社会全体の健康増進につなげるため、会期中にパビリオンで提供する、「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みそのものを民間事業者の自立的な運営のもと継続的に実施することを目的とする。
3、契約期間
2026年2月28日まで
4、業務内容(事業内容)
会期中にパビリオンで提供する、「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みを実装する。
具体的には、現在、JR西日本の大阪駅などに設置している「カラダ測定ポッド」の活用を継続し、心血管、筋骨格、髪、肌、脳などの健康データの計測サービスを提供する予定である。
計測した健康データを継続的に管理できる機能(グラフなど)を持つ新しいアプリケーションの提供も予定しており、利用者は万博会期中に計測した健康データを新しいアプリケーションに引き継ぐことができる。
今後は、JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内で、ヘルスケア関連の新商品やサービスの紹介・展示を予定している。また、オフィスビルやコンビニエンスストアなどへの展開、専門的なコンシェルジュによる健康アドバイスの提供、ヘルスケアデータと行動データの掛け合わせによる、よりパーソナライズされた体験の提供などを目指す。

