エーザイは8月30日、抗Aβプロトフィブリル抗体「レケンビ アイクリック」(一般名:レカネマブ)について、米国FDAが週1回の維持療法に関する生物製剤承認申請(BLA)を承認したと発表した。
同BLAは、早期AD当事者様を対象とした臨床P3相Clarity AD試験のコア試験に続く非盲検長期継続投与試験(OLE)のSC投与サブスタディに基づいており、複数の投与量が評価された。
18カ月間の2週に1回のIV投与による初期治療の後に、週1回のレケンビ アイクリック投与に移行することで、IV投与による維持治療の場合と同等の臨床上およびバイオマーカー上の効果を維持することが示された。
レケンビ アイクリックは、エーザイが開発した360mg/1.8mL(200mg/mL)の皮下注オートインジェクター(SC-AI)製剤で、平均15秒で投与が完了する。
米国において、同剤はアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害(MCI)または軽度認知症(総称して早期AD)の維持治療の適応を有している。
レケンビによる18カ月の2週に1回の静脈(IV)投与による初期治療後、10mg/kgの4週に1回のIV維持投与、もしくはレケンビ アイクリックによる週1回の360mg皮下投与の維持治療に移行することができる。