鳥居薬品を完全子会社化 塩野義製薬

 塩野義製薬は1日、鳥居薬品を完全子会社化したと発表した。子会社化は、鳥居薬品の株式取得に関する一連の手続きが完了したことによるもの。
 塩野義製薬のJTグループ医薬品事業買収に伴い、6月19日に塩野義製薬による株式公開買い付け(TOB)が成立。8月8日の鳥居薬品の臨時株主総会で、株式併合に関する議案について原案通り承認され、8月28日付けで鳥居薬品の東京証券取引所プライム市場における上場が廃止された。
 ただし、6月19日に成立した塩野義製薬のTOBでは、親会社の日本たばこ産業が所有する売却予定株式並びに鳥居薬品が所有する自己株式の取得はできていなかった。
 その後、鳥居薬品によるJT保有の自社株取得が9月1日付けで実行されたため、一連の取引は完了し、鳥居薬品は塩野義製薬の完全子会社となった。
 なお、鳥居薬品の完全子会社化による塩野義製薬の連結業績に与える影響は現在精査中で、今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかに開示する。

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