デジタル技術で睡眠覚醒障害の課題解決を支援する「ニューロサイエンスチャレンジ」アイデア募集開始 武田薬品

 武田薬品は8日、神経疾患に焦点を当てた新たな共創プログラム「ニューロサイエンスチャレンジ」を開始すると発表した。
 同プログラムは、 スタートアップの事業成長を支援するPlug and Play Japanと連携し、デジタル技術により患者やその家族、医療従事者が直面する睡眠覚醒障害に関する課題解決を支援するアイデアを企業・団体から募集するもの。
 神経疾患はあらゆる年齢の人々に影響を及ぼし、深刻な困難と孤立をもたらすことが知られている。同社は、神経疾患の中でも特に、睡眠覚醒障害、神経変性疾患、および希少神経疾患の患者のアンメットニーズに応えていくことに取り組んでいる。
 今回の募集テーマである過眠症は、日中の強い眠気などを引き起こす睡眠覚醒障害の一つだ。だが、症状が「ただの疲れ」や「生活習慣の問題」と誤解されやすく、適切な診断や治療にたどり着くまでに時間がかかることが少なくない。
 武田薬品は、このような睡眠覚醒障害の課題に対し、新たな支援の形を企業・団体と協働し、デジタルの力で革新的なソリューションを創り出すことにより、患者とその家族がより前向きに日々を過ごせる社会の実現を目指す。同プログラムの概要は次の通り。

◆募集テーマ
 同プログラムでは、次の3テーマを目的として、最先端の技術やサービスアイデアを募集する。

1、過眠症の認知向上
2、過眠症疑い患者の適切な医療機関への連携促進
3、過眠症患者の経過観察・診療支援体制の構築

◆参加メリット

・武田薬品との共同価値検証(Proof of Value・PoV)機会の提供

・同社からのメンタリング機会の提供

・同社シニアマネジメントへのソリューション提案機会の提供

・同社からのさらなる協業機会の検討

・同社およびPlug and Playとの交流・関係構築機会の提供

◆応募締切
2025年9月30日(火)17:00(日本時間)

詳細は、https://www.takeda.com/jp/science/open-innovation/neuroscience-challenge/

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