日本化薬とSBIファーマは17日、アミノレブリン酸塩酸塩を成分とする光線力学診断用剤「アラグリオ」について、卵巣がんの切除術時におけるがんの可視化の適応追加に向けた国内P3試験実施で合意したと発表した。
卵巣がんは、わが国の女性では罹患率が9番目に多く、女性生殖器悪性腫瘍の中で最も死亡者数の多い疾患との報告があり、進行症例における治療成績の向上が卵巣がん治療の重要な課題となっている。
また、進行卵巣がんの治療において、手術で腫瘍を完全に切除することは、最も重要な予後規定因子のひとつと言われている。
なお、同剤は、「経尿道的膀胱腫瘍切除術時の筋層非浸潤性膀胱癌の可視化」を効能・効果に承認されている。
