
オムロン ヘルスケアと循環器疾患の予防啓発に取り組んでいる明治安田生命は、6月16日~19日の4日間、京都府京丹後市で開催されている第1回世界長寿サミットに合同でブースを設置して循環器疾患の予防を啓発する健康チェックイベントを開催している。 血圧測定と一緒に心電図を記録できる心電計付き上腕式血圧計や、コンパクトサイズで持ち運びしやすい携帯型心電計などで自身の健康状態を確認できる。
「世界長寿サミット」では、健康寿命の延伸や高齢化社会における課題解決を目指し、国内外の専門家や研究者が集まり、最新の研究成果や実践的な取り組みについて議論される。循環器疾患、食生活、腸内フローラなど多岐にわたるテーマで講演や学術発表が行われる予定だ。
また、開催地の京都府京丹後市は、100歳以上の「百寿者」の割合が全国平均の約3倍とされ、健康長寿のモデル地域として注目されている。
オムロン ヘルスケアと明治安田が共同で出展する健康チェックブースでは、脳卒中の原因の1つである不整脈「心房細動」の早期発見をサポートする携帯型心電計と心電計付き上腕式血圧計の展示と測定体験会を実施する。動悸や息切れなどの症状が気になったときに心電図を記録し、医師に確認してもらうことが心房細動の早期発見につながる。
一方で、心房細動患者の約4割は無症状といわれており、症状が起きてもすぐに治まるため早期発見が難しいとされている。従来は、健康診断や医療機関で行っていた心電図記録であるが、定期的な通院や健康診断に加えて日常生活の中で症状が気になったときにこれらの機器で心電図を記録することで早期発見につながる。
その他、健康チェックブースでは、血圧計や超音波で骨の健康度をチェックできる骨健康度測定器なども体験できる。
オムロン ヘルスケアは、明治安田生命の「循環器病 対策pro」の加入者向けに血圧計や体重体組成計などの健康機器を提供して健康増進を促進するなど、生活者の健康意識の向上や生活習慣の改善に共に取り組んできた。今後も同社は、積極的なパートナーシップのもと誰もが簡便に血圧測定や心電図を記録できるデバイスの提供をグローバルで展開して脳・心血管疾患の発症ゼロを目指す。
第1回世界長寿サミットの概要は、次の通り。
◆日時:2025年6月16日~19日
◆テーマ:Extending healthy life expectancy around the world!
◆会場:京都府丹後文化会館及び周辺
◆大会長:夜久均氏(京都府立医科大学学長)