監査役会設置会社から監査等委員会設置会社移行で定款一部変更を株主総会で付議 塩野義製薬

 塩野義製薬は16日、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社への移行に関する定款一部変更について、本年6月18日開催予定の第160回定時株主総会に付議すると発表した。
 監査等委員および監査等委員会に関する規定の新設、監査役および監査役会に関する規定の削除、取締役の員数の変更ならびに重要な業務執行の決定の委任に関する規定の新設等の所要の変更を行うもの。
 その他、必要な文言の加除、修正および条数の整備等の所要の変更を行う。款変更の効力発生日は、2025年6月18日(予定)。
 塩野義製薬は、コーポレート・ガバナンスのさらなる充実・強化と持続的な企業価値向上を図ることを目的に、第160回定時株主総会で承認可決されることを条件として、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行する。
 監査等委員会設置会社への移行により、取締役会における代表取締役に対する監督機能をさらに強化し、その上で、取締役会で執行に任せるべき議案と取締役会が議論すべき議案を判断・峻別し、各ステークホルダーとのバランスを重視した中長期的な全社戦略の議論への注力と、意思決定の迅速化のための権限委譲を可能にする体制を整える。
 また、監査等委員会は、その権限を背景に内部監査部門を活用し、執行側の意思決定プロセス全般に対する監視・監督機能を一層強化する。加えて、スキル等の多様性を確保しながら、グローバル化やビジネスモデルの変革を視野に、社外取締役を過半数とする取締役会を維持しつつ、同社ビジネスの知見・経験を持つ業務執行取締役の追加選任も容易な体制とする。

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