トラスツズマブ デルクステカン 日本でHER2陽性の複数固形がんを対象とする適応追加承認申請 第一三共

 第一三共は24日、トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd/DS-8201、抗HER2抗体薬物複合体[ADC]について、HER2陽性の進行・再発の固形がん治療を対象とした適応追加申請を日本で行ったと発表した。
 同申請は、HER2遺伝子増幅が認められた固形がん患者を対象とした医師主導治験(HERALD試験)、前治療歴のあるHER2タンパク質発現の進行性固形がん患者を対象としたDESTINY-PanTumor02試験、HER2陽性の切除不能な進行・再発大腸がん患者を対象としたDESTINY-CRC02試験、およびHER2遺伝子変異またはHER2タンパク質過剰発現の切除不能・転移性非小細胞肺がん患者を対象としたDESTINY-Lung01試験の4つのP2試験の結果に基づくもの。
 第一三共は、同剤を通じてがん種横断的に新たな治療の選択肢を提供することで、日本のより多くのHER2陽性の固形がん患者さんに貢献できるものと期待している。

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