大阪・関西万博で次世代iPS細胞自動製造装置展示 アイ・ピース

大阪ヘルスケアパビリオン

 アイ・ピースは、2025年大阪・関西万博で、アイ・ピースの次世代iPS細胞自動製造装置(EGG)を展示する。「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」へのSBIホールディングスの 協賛・出展に協力するもの。同パビリオン「ミライの都市」ゾーン内ブースでの“EGG”の展示は、アイ・ピースの技術を幅広い方々に紹介するのみならず、ノーベル賞を受賞したiPS細胞が遠い未来の技術ではなく実用化が目前に迫った今日の技術であることの啓発を目指す。
 “EGG”や様々な機関による再生医療関連技術の展示が、iPS細胞由来細胞医療への関心を高め、iPS細胞医療開発がさらに促進することが期待される。“EGG”を活用することにより、2050年には全世界の人々が自分の細胞・臓器を持つことが可能となる時代が実現するものと考えられる。
 iPS細胞技術は、自身の今の年齢の細胞を受精卵の時の状態に若返らせる技術である。受精卵と同じ特性を持つiPS細胞は、自身の体の様々な細胞になることができる。アイ・ピースでは、「一人一人が自分の細胞を持ち、自分の細胞で病気を治せる未来」の実現を目指し、個人のiPS細胞の作製も行っている。
 今回の大阪・関西万博では、自分の血液からどのようにiPS細胞が作られ、そこから自分の細胞・臓器になっていく過程を観察できる。
 アイ・ピースを応援する企業の一つであるSBIホールディングスが、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに協賛し、「ミライの都市」ゾーン内に「街のネオホスピタル」と題し、2050年の病院を模したブースを出展する。アイ・ピースは同ブースに協力企業として参画、iPS細胞製造装置“EGG”を展示する。
 アイ・ピースは革新的なiPS細胞の製造装置を開発し活用している。今回、同ブースの主要テーマの一つである「再生医療」関連展示物として展示されるiPS細胞製造装置”EGG”はiPS細胞だけでなく、さらにiPS細胞から作る様々な体の細胞までを一つの装置で自動作製できるもので、そのコンセプトを世界で初めて紹介する。
 iPS細胞を使った医療の臨床試験が始まり実用化を目前に控えたいま、iPS細胞だけでなく分化細胞まで一貫して自動作製化し効率化を図ることにより、iPS細胞を使った医療のさらなる発展への大きな貢献が期待される。
 アイ・ピースは、誰もが自身のiPS細胞やiPS細胞由来体細胞を持ち、疾病に備え必要に応じ即時対応できる時代の早期実現を目指すパイオニアとしてさらに努力研鑽を重ねていく。

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