2025大阪・関西万博 「大阪ヘルスケアパビリオン」内覧会・開館式開催

パビリオン前で開館式のテープカット

 2025大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」は23日、会場の大阪夢洲で内覧会と開館式を開催した。
 「ミライの都市生活」をテーマとした大阪ヘルスケアパビリオンは、7つのゾーンに33企業がブースを出展。大阪が持つ強みを活かした最先端の医療技術や、ライフサイエンス産業が創り出す近未来が体験できる。その他、中小企業やスタートアップの技術力や魅力発信を行う「リボーンチャレンジ」、大阪の食文化を発信する「ミライの食と文化」ゾーンなど、来館者をワクワクさせる展示が目白押しだ。

リボーン体験ルート 体測定ポッド
2025年の自分と遭遇

 パビリオンの目玉コンテンツの一つである「リボーン体験ルート」では、「カラダ測定ポッド」を使って、「肌の状態」や「視力」、「髪」、「心血管」など、7つの項目を測定。そのデータをもとに生成した25年後の自分の姿のアバターと出会い、その後、ミライのヘルスケアや都市生活を体験できるブースをめぐることで、新たな自分へと生まれ変わるきっかけを提供する。

アトリウムのiPS細胞をテーマとした展示
ミライのヘルスケア アイケアステーション
ミライのヘルスケア ビフィズス菌で超人間

 ミライのエンターテインメントが体験できる「XD HALL」では、360度のシアターを使って人気ゲーム「モンスターハンター」の世界観を体験できるコンテンツを楽しめる。

XD HALL
「モンスターハンター」の世界観体験


 また、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会会長の吉村洋文大阪府知事が、サイエンスが出展する「ミライ人間洗濯機」に初めて入浴する様子も公開され、会場を盛り上げた。

人間洗濯機を体験して感想を述べる吉村氏

 ミライ人間洗濯機は、1970年の万博でも人気を博した展示をアプデートしたもので、「体だけでなく心も自動で洗われる」をコンセプトとする。洗剤を使わず細かい泡で全身を洗うだけでなく、心肺などを測定して入浴時の心の状態に合わせた映像や音楽も流れる優れものだ。
 体験を終えた吉村知事は、「めちゃめちゃ気持ち良い。座っているだけで体が綺麗になって肌もスベスベ。普通に息ができて音楽が流れてきてこれが未来のお風呂だと思った」と感想を述べ、「新しい洗浄空間を楽しんで欲しい」と呼びかけた。

開館式であいさつする吉村知事

 続いて行われた開館式は、日本センチュリー交響楽団の華やかな演奏からスタート。あいさつの中で吉村知事は、「大阪ヘルスケアパビリオンは‟健康と長寿”をテーマとしており、未来の生活を体験していただける」と説明。その上で、「パビリオンに入館時に未来の自分と出会って未来を旅し、出る時には自分の意識も変わっているそんなパビリオンになってほしい」と強調した。

コメントする倖田來未(左から2人目)とアンミカ(左から3人目)

 開会式には、大阪ヘルスケアパビリオンアンバサダーのアンミカと倖田來未も登場。3週間後の開幕を前にアンミカは「前回の大阪万博は、今の世の中に役立つ目新しいものが多かったが、今回の万博は健康寿命を伸ばし、楽しく長生きするためになる情報が多いので楽しみ」とコメント。
 また、XD HALLのコンテンツを体験した倖田來未は、「没入感がすごくて、思わず自分もその世界に入り込んでしまうほどだった。エンターテインメントに携わる身として、こうした体験は刺激的で、逆にモチベーションが高まるような感覚だった」とパビリオンでの体験に期待を寄せた。

テープカットする森下竜一大阪ヘルスケアパビリオン総合プロデューサー(左)
大阪ヘルスケアパビリオン ミライの食と文化 
iPS細胞からできた心筋シート
未来の食と文化コーナーにあるアカカベ大阪ヘルスケアパビリオン店
開館式
大阪ヘルスケアパビリオン館内
いのちの湧水
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