京都薬科大学は、3月11日・12日の両日、同大学(京都市山科区)において2024年度国際シンポジウム(KPU InternationalSymposium)を「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」(文部科学省)との共催で開催する。
当日は、京都薬科大学独自の研究推進事業「シナジー共同研究」や「国際共同研究」で2023年度に採択された事業に関連して学内外の研究者と共同で行った研究成果について発表し、意見交換が行われる。 「国際共同研究」で2023年度に採択された事業は、①神経変性疾患の早期診断・疾患修飾・機能補填を包括するニューロセラノスティクスの開発、②膜タンパク質と脂質の協奏機構解明に向けた分子化学的研究と新規膜受容体機能調製因子の創製、③脂肪由来幹細胞と免疫賦活剤を組み合わせた次世代治療法の開発ーの3課題。
さらに、本年度は、これらの研究分野における国内外の第一線で活躍する11名の卓越した研究者による先端的な講演をプログラミング。京都薬科大学の高度な研究基盤をもとに、革新的な学術的知見の交流と、次世代の共同研究への戦略的な展望を見据えた極めて意義深い学術イベントとして企画している。
また、同シンポジウムは京都薬科大学の「次世代がんプロフェッショナル養成プラン」の共催で実施する。「次世代がんプロフェッショナル養成プラン」では、がん医療の新たなニーズや急速ながん医療の高度化に対応できる医療人の育成を目指した取り組みを実践している。今後もこうした取り組みを通じて学際的な知識と技術の融合を推進、高度な専門性を持つ次世代の医療人育成を目指していく。
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