武田薬品は30日、当社は、ソチクレスタット(TAK-935)について、開発プログラムを中止すると発表した。同決定は、昨年6月に公表したソチクレスタットのドラベ症候群(DS)を対象としたP3相SKYLINE試験およびレノックス・ガストー症候群(LGS)を対象としたP3相SKYWAY試験が主要評価項目を達成しなかったことに基づくもの。
6月の公表以降、武田薬品はソチクレスタットのLGS開発プログラムを中止し、米国FDAとソチクレスタットのDSの治療に関する総合的なエビデンスについて協議した。
FDAは、現在の臨床データパッケージではソチクレスタットのDSに対する新薬承認申請(NDA)を支持するための有効性に関する実質的なエビデンスの要件を満たしていないと同社に通知した。SKYLINE試験およびSKYWAY試験のデータは、ClinicalTrials.govで公開されている。
武田薬品は、2024年度第1四半期(2024年4月1日~6月30日)において、SKYLINE試験およびSKYWAY試験のトップライン結果を踏まえ、ソチクレスタットの無形資産の全額215億円を減損損失として計上している。同決定に伴う2024年度通期(2024年4月1日~2025年3月31日)の実績に対する影響は軽微である。