巳年に因んで医薬品業界が再生・成長の年に 樋口敦子大阪薬業クラブ会長

樋口氏

 大阪の薬業関連産業の進歩と普及、会員相互の知識増進・親睦、地域の健康増進、公共福祉への寄与を目的に活動する大阪薬業クラブの新年互礼会が6日、同クラブ(大阪市中央区)で開催された。
 新年のあいさつに立った樋口敦子大阪薬業クラブ会長(住友ファーマ常務執行役員)は、まず、「昨年は、元日から能登半島地震が発生し、復興作業の最中にも集中豪雨に見舞われた」と振り返り、「こうした中、我々医薬品業界は、どのような災害があっても国民の皆さん、世界中の皆さんに医薬品を供給しなければならない使命を改めて感じる1年であった」と強調した。
 さらに、「医薬品業界においては、岸田前首相が昨年7月に開かれた創薬エコサミットで日本を創薬の地にすることを表明された」述べ、「この方針が石破新政権に引き継がれ、イノベーションを評価する薬価制度や薬事制度に向けて力強く進んでいくことを望みたい」と要望した。
 最後に、「今年の巳年にちなんで、医薬品業界も再生・成長を続けていきたい。大阪では4月から大阪・関西万博がスタートする。これを機に当地の医薬品関連業界が新たに飛躍する年になることを祈念したい」と呼びかけた。

河野氏

 その後、河野雅信氏(田辺三菱製薬QV本部本部長)が、「巳年の新年。成長と再生の良い年、明るい年になることを祈念して乾杯」と乾杯の音頭を取り、会員同士の懇談が繰り広げられた。
 

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