宇宙実験の機会提供に向けた新たな細胞実験システム開発に参画 ロート製薬

 ロート製薬は29日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する2024年度宇宙戦略基金事業において、「低軌道汎用実験システム技術」の代表機関として採択された Space BD 社が進める宇宙実験の機会提供に向けた新たな細胞実験システムの開発に参画すると発表した。
 ロート製薬は、ロートグループ総合経営ビジョン 2030「Connect for Well-being」を掲げ、再生医療事業や食事業にも領域を広げ、先端医療や予防・未病、毎日の健康まで、人々のウェルビーイングに資するさまざまな取り組みを行っている。 今回、Space BD社は、JAXAが公募した2024年度宇宙戦略基金事業において、「低軌道汎用実験システム技術」の開発実施機関として採択された。
 Space BD 社は、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社」である。2017 年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)をはじめとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供している。
 技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開している。
 ロート製薬では、2030 年以降の宇宙実験市場の開拓に向け、より効率的かつ経済的な宇宙実験の機会提供を目指す同取り組みに共感し、藤田医科大学東京 先端医療研究センターと共に、再生・細胞医療研究で培った細胞生物学、細胞培養技術および培養装置開発の知見を活かし新たな細胞実験システムの開発に参画する。


  

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