道修町を読める・知っている・「くすりの町」と認識する割合はさらに低下　田辺三菱製薬が「大阪・道修町に関する調査2024」実施

11 月 22 日・23 日開催の道修町「少彦名神社・神農祭」にあわせて毎年認知度調査実施

　田辺三菱製薬は18日、同社が実施している「大阪および大阪・道修町に関する調査 2024」の結果を公表し、道修町を読める・知っている・「くすりの町」と認識する割合はさらに低下していることを明らかにした。
　田辺三菱製薬は、346 年の歴史を有する日本で最も歴史ある製薬企業の一つで、本社ビルを構える大阪・道修町は、江戸時代から続く「くすりの町」として知られている。同社は、地域活性の一環として、11 月 22 日、23 日に道修町の少彦名神社で開催される神農祭にあわせて、2016年より大阪および道修町の認知度調査を実施している。
　9 年目となる今年の調査でも道修町の認知が低下する傾向がみられ、道修町の認知回復をめざしたより一層の取り組みが必要な状況が明らかになった。調査概要および調査結果のポイント、神農祭開催イベントは、次の通り。

【調査概要】
◆調査名：「大阪の地域特色に関する調査」

◆調査対象：大阪府を主とする近畿圏在住の20～69 歳の男女1040名（性別・年代で均等割り付け）

◆調査日：2024年10月30 日～11月1日調査方法：インターネット調査

【調査結果のポイント】
・「道修町について知っていることはない」と回答した人は 62.3%、道修町を「くすりの町」と認識する割合も約2割にとどまり、2016 年の調査開始以来の低水準を記録。

１、「以下の大阪の地名に読みがなをつけてください」の問いのうち道修町の正答率
　道修町を「どしょうまち」と正しく読めた方は 25.5%、正答率が最も高い大阪府に限っても31.9%と、いずれもこれまでで最も低くなった。
　また、若い方ほど読めない状況は続くものの、調査を開始した2016年時点では正答率が6 割を超えていた60 歳以上でも、今年は52.4％まで落ち込むなど、道修町が正しく読めない年齢層が徐々に広がりつつある傾向が見うけられた。

２、「大阪・道修町について知っていることをお選びください」への回答（複数回答可）
　1.3%の人が「道修町について知っていることはない」と回答し、3年連続で過去最高を更新した。その他、道修町の立地や道修町を「くすりの町」と認識する割合も、2016 年の調査開始以来最も低い水準となった。

３、大阪の代表的な産業（紡績、商社、製薬、家電、洋酒、町工場）に対する認知の割合
　製薬業を大阪の代表的な産業と認識する割合は 56.1％で、昨年よりわずかに回復したものの、50歳未満は半数以上が「特に聞いたことがない」と回答する傾向が続き、改めてプレゼンス向上に取り組む必要性を示唆する結果となった。

４、大阪・関西万博への訪問意欲（単一回答）や期待感（複数回答可）
　田辺三菱製薬は、三菱グループ30社から構成され、大阪・関西万博で三菱未来館を出展する三菱大阪・関西万博総合委員会の一員である。来年 4 月 13 日から半年の会期で開催される大阪・関西万博を念頭に、万博への訪問意欲や期待感を調査した。
　2.8%の人が「行く」と回答する一方、開幕まで半年を切り来場日時予約が開始される中でも、約半数が「決めていない・分からない」と回答し、様子を伺う状況が見て取れた。

　万博に「行く」と回答した人に、訪問で楽しみにしていることを聞いたところ、各種パビリオンに対する期待感が高く、次いで会期中予定されているイベントや、今回の万博のシンボルと言える大屋根リングへの期待が多く寄せられた。

　以上の結果と、今年の神農祭が大阪・関西万博開催140日前にあたることを受け、大阪・関西万博のパビリオンである三菱未来館を紹介するブースの設置や、公式キャラクター・ミャクミャクの出演など、神農祭と万博をあわせたイベントを開催することで、道修町の認知向上と地域活性、および万博の気運醸成の両方に取り組んでいく。

▶神農祭に大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャクが参加

【神農祭開催イベント】
1、大阪・関西万博民間パビリオン・三菱未来館フォトペース開設
・日時：2024 年 11 月 23 日(土・祝) 10:00～15:00

・場所：田辺三菱製薬本社前公開空地（大阪市中央区道修町 3-2-10）

・内容：大阪・関西万博に出展する三菱未来館のフォトスペースを開設。三菱未来館のオリジナルキャラクターであるビビとナナのパネルや、ミャクミャクやビビとナナのフォトプロップス、および三菱未来館や大阪・関西万博の紹介資材などを準備。三菱未来館や大阪・関西万博の魅力を紹介する。
　　
2、田辺三菱製薬キャラクター・たなみんイベント