11月21日に「楽しい世界を一生見続けるために~糖尿病黄斑浮腫の最新治療と緑内障の基礎研究~」テーマに第6回都医学研都民講座開催 東京都医学総合研究所

 東京都医学総合研究所は、11月21日に一般人向け講演会として「楽しい世界を一生見続けるために~糖尿病黄斑浮腫の最新治療と緑内障の基礎研究~」テーマに第6回都医学研都民講座をハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。参加費は無料。参加定員は600名(都医学研講堂:100名、オンライン:500名 事前申込、先着順)。
 東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいる。こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を都民に分かりやすく伝えるため、同研究所では毎年度都民講座を開催している。
 講師は、徳島大学大学院医歯薬学研究部眼科学分野教授の三田村佳典氏。同研究所の原田高幸参事研究員とともに講演する。講演要旨、参加方法は次の通り。
【講演要旨】
◆「糖尿病黄斑浮腫の検査・治療の進歩」=徳島大学大学院医歯薬学研究部眼科学分野教授 三田村佳典氏
 糖尿病に伴って眼球内の深いところに存在し光を感じ取る「網膜」というカメラに例えればフィルムに相当する部分に障害をきたす疾患を糖尿病網膜症と言う。この糖尿病網膜症で特に網膜の中心部分の黄斑にむくみが起こるのが糖尿病黄斑浮腫で、視力が著しく低下したり物が歪んで見えたりする。
 近年、糖尿病黄斑浮腫の検査機器や治療が飛躍的に進歩してきた。同講演では光干渉断層計などの新しい検査手法や抗血管内皮増殖因子療法などの最新の治療法について解説する。

◆「医学研で行われている緑内障の基礎研究」=東京都医学総合研究所参事研究員 原田高幸氏
 日本で最大の失明原因である緑内障では、眼圧を下げることが唯一の治療法であるが、これだけでは十分な治療効果が得られない人もいる。原田氏らの研究室では、緑内障モデル動物を利用した網膜の保護や、視神経の再生に関する研究を行っており、その最新の成果を紹介する。

【参加方法】
◆会場で聴講する人:往復はがき又はメールで申し込む。
 往復はがきには、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、複数名希望の場合は同伴者氏名及び「第2回都民講座(対面式希望)」を、返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
 メールは、件名を「第2回都民講座(対面式希望)」とし、氏名(フリガナ)、電話番号及び複数名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)まで申し込む。

◆オンライン視聴の人:ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2024/tomin02.html)の登録フォームより申し込む。
 
【締切】
締切は11月14日(木曜日)(往復はがき:必着、メール:必着)

タイトルとURLをコピーしました