日本ベクトン・ディッキンソンは1日、世界的なメドテックリーダーであるベクトン・ディッキンソン(BD)がエドワーズライフサイエンス社のクリティカルケア事業の買収を完了し、これをBD アドバンスド ペイシェント モニタリングと改名すると発表した。
BDアドバンスド ペイシェント モニタリングは、先進的なモニタリング ソリューションのグローバルリーダーであり、成長を続ける先進的なモニタリング技術、AI対応の臨床意思決定ツール、加えて強力なイノベーションパイプラインにより、BDのスマートコネクトケア ソリューションのポートフォリオを拡大する。
BDアドバンスド ペイシェント モニタリングの技術は、手術室や集中治療室でBD Alaris(TM) Infusion Systemと同時に使用されることがよくある。BDの新しい先進的なモニタリングと既存の輸液プラットフォームの組み合わせにより、統合された企業データセットと相互運用性の機能を活用して、クローズド ループ血行動態モニタリング、輸液、および薬剤投与に対する将来のイノベーションの機会が生まれている。
BDアドバンスド ペイシェント モニタリングのポートフォリオには、ゴールドスタンダードであるスワンガンツカテーテル、低侵襲の血行動態モニタリングデバイス、非侵襲の組織酸素飽和度センサ、およびフィンガーカフが含まれる。
そのスマートテクノロジーは、機械学習およびAIベースの予測、さらに規範的なアルゴリズムによる高度なデータ分析を駆動することで、臨床医が現在および将来の患者の状態をよりよく理解し、臨床的意思決定をするための支援ツールとなる。
BDアドバンスド ペイシェント モニタリングは、BDメディカルセグメント内の事業部門として、スマートコネクトケアのアプローチに合わせて運営され、引き続きカリフォルニア州アーバインを拠点とする。
2015年からエドワーズでコーポレート バイスプレジデントを務めていたケイティ・ザイマンが、BDアドバンスド ペイシェント モニタリングのワールドワイド プレジデントに任命され、BDメディカルセグメントのエグゼクティブ バイス プレジデント & プレジデントのマイク・ギャリソンにレポートする。
なお、買収の完了は、2024年8月1日の第3四半期の決算発表で提供されたBDの2024年度のガイダンスに対して重要な影響を与えることはないと予想されている。
◆トム・ポーレンBD会長兼CEO兼社長のコメント
医療業界はAI、ロボティクス、自律型ソリューションによって再定義されている。我々は、これらの新技術の応用を加速させ、世界中で患者ケアの質とコスト改善に努めている。
本日、BD アドバンスド ペイシェント モニタリングがBDに加わることを誇りに思う。その先進的な技術、AI対応ソリューション、そして強力なイノベーション パイプラインにより、BDのスマートコネクトケアソリューションのポートフォリオが拡大し、顧客に大きな価値を提供する。これにより、BDは医療の未来を実現する最前線に立つことができる。