2024年第2四半期は好業績で成長ポートフォリオとパイプラインの進展促す ブリストル マイヤーズ スクイブ

 ブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)の2024年第2四半期業績は、売上高が前年同期比9%増(為替変動の影響調整後は11%増)の122億ドルとなった。成長ポートフォリオの売上高は、前年同期比18%増(為替変動の影響調整後は21%増)の56億ドル、GAAP(一般会計原則)ベースの1株当たり利益は0.83ドル、非GAAPベースの1株当たり利益は2.07ドルとなった。
 GAAPベースの一株あたり利益および非GAAPベースの1株当たり利益には、取得した仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入による-0.04ドルの純影響が含まれる。
 米国外の第2四半期の売上高は、主に為替変動による7%の悪影響とレブラミドがオプジーボによって部分的に相殺され、前年同期比1%減の34億ドルとなった。
 第2四半期のBMSに帰属するGAAPベースの純利益は、前年同期の21億ドル(1株当たり0.99ドル)に対し、17億ドル(同0.83ドル)であった。この減少は、最近の買収資金を調達するために社債を新規発行したことを受けて、支払利息が増加したことによるものである。第2四半期のBMSに帰属する非GAAPベースの純利益は、前年同期の37億ドル(1株当たり1.75ドル)に対し、42億ドル(同2.07ドル)であった。これら好業績に伴い、2024年度の非GAAPベースの見通しを上方修正した。
 同期のトピックスとしては、米国において、ブレヤンジの濾胞性リンパ腫およびマントル細胞リンパ腫に対する適応追加承認を取得。ニボルマブの皮下注が米国および欧州連合(EU)の規制当局によって審査中である。

◆クリストファー・バーナーBMS CEO(Ph.D.)のコメント
 第2四半期の業績は、長期にわたる持続的な成長に向けてブリストル マイヤーズ スクイブの位置付けを明らかにする戦略に照らした進展を反映している。
 下半期に向けて、米国で予定されているKarXTの発売を含め、引き続き、患者さんにとって最大の成長可能性と影響を秘めた成長機会に注力していく。また、卓越した業務遂行を全社的に推進し、機敏性を高めると共に、活動を強化していく。

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