メディパルホールディングスは17日、レイヤードと医療におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、医療従事者の負担軽減と質の高い医療サービス提供の両立による持続可能な医療の実現に向けて、医療者と生活者に新たな価値を提供することを目的とした業務提携契約を締結したと発表した。
同提携を通じて両社では、医療DXのための様々な支援ツール開発を検討することが可能となり、医療DXにおける新たな価値創造に向けて、①医療機関への経営支援、②需要予測の精緻化による物流効率化、③潜在患者の発掘・治療支援、④治験推進・臨床研究におけるDX、等について、共同研究ならびにサービス構築を推進していく。
メディパルホールディングスでは、レイヤードに対し、昨年1月、コーポレートベンチャーキャピタルファンドMEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合を通じて出資するとともに、クリニックを中心とした医療機関へレイヤードのDX製品・サービスの提供を実施してきた。
今回の提携を通じて、メディパルホールディングスが有する物流力やマーケティング力と、レイヤードが有する医療インターフェイス(医療者と生活者を切れ目なくつなぐシステム・機能)を融合することで、リアルとデジタルの相互の経営資源を活かし、これまでの取組みをさらに発展させていくことが可能となった。
メディパルホールディングスは、「流通価値の創造を通じて人々の健康と社会の発展に貢献します。」を経営理念に掲げ、「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever ~たゆまぬ変革を~」に沿った事業展開を推進しており、今回の業務提携は、成長戦略の一環である「デジタルを活用したビジネス基盤の強化」に資する。
同社では、引き続きパートナーシップを通じ、人々の健康増進や医療の効率化をめざし、事業強化に取り組んでいく。